fc2ブログ

フランス車 整備 販売 CHESTERFIELD

プジョー ルノー シトロエン大好きな店主によるよくありがちな修理日記です

トヨタ MR-2 ハブ&キャリパーオーバーホール

PAP_0305_20110909090320.jpg
トヨタ MR-2が入庫です。

今回は車検ついでにハブベアリング、ロアボールジョイント、キャリパーをオーバーホールします。
もっとも、キャリパーは点検時に引きずりを発見しての作業でした。

PAP_0302_20110909090321.jpg
外れたハブASSY。特に悩むところはありません。

PAP_0303_20110909090321.jpg
はずしたシャーシ側。さっぱりしてます。

PAP_0298_20110909090322.jpg
バラバラになったハブ。

ところが
PAP_0299_20110909090322.jpg
ハブのねじ山がグチャグチャになっているのを発見。再利用不可。

この車、オーナーも買ったときに知っていたんだけど右前の事故あり。
左右のブレーキローターの状態が違いところからみてもわかるけど適当な中古品を使用して直している。

誰か適当に組んだようだ。
もしかするとハブベアリングを交換しようとしてはずしたはいいけど抜けずに断念。
ナットも適当に再利用してギタギタにしてしまったよう。
はずしたときになんか鉄粉が多量に出てきたので変に思ったんだよね。

仕方ないのでまともな中古ハブを購入して部品取りにする。

PAP_0295_20110909090323.jpg
後はサクサクプレスを使って交換。

PAP_0294.jpg
組みあがったハブ。当然ナット、オイルシール、キャップは交換。

PAP_0291.jpg
ロアボールジョイントも交換。

結構、こういった部品はおざなりにされていることが多いけど走る車にするには非常に重要。
よくガタを見るのにジャッキアップしてから揺するけどテンションがかかっていてわかりづらい。
それでガタがあるようなら非常に危険。

こういったボールジョイントには必要な抵抗があって、本来ばね秤で動き出しを何グラムで動くか計ります。
なので、くたくたに動くようなら即交換。
タイロッドエンドのボールジョイントも同じ。
タイロッドは今回は問題ないレベルだったので交換はしていない。

それではキャリパーのオーバーホールに移ります。
もしかしてキャリパーも適当な中古を使っているようで右だけ引きずる。

見た目にはダストシールが綺麗でまるでOH後のよう。

PAP_0286_20110909090558.jpg
ここでチョンボ発見。

キャリパーサポートのダストカバーがきちんと入っていない。
誰がこんないい加減な作業したんだろ。
業者じゃないことを祈る。個人でももちろんだめだけど。

案の上、中にさびが出ている。仕方ないので軽くホーニングしてさびを落としキチンと組み付ける。

キャリパーも難易度高いよ。
エアくらいじゃピストンが出てくれない。

しばらくラスペネに漬け込んで動いてくれるのを待つ。
2時間くらい漬け込んでも動く気配なし。

仕方ないので周りから少しずつホジホジして取り出す。

PAP_0290.jpg
やっと出てきました。

案の定、さびだらけ。
左はクリーニング後。

本来ならピストンは交換だけど綺麗にクリーニングして再使用する。
当然、キャリパー側もしつこいくらいクリーニングする。
ここで手を抜くと後でトラブルの原因になります。

PAP_0287_20110909090558.jpg
やっと終わったOH。
よかったよかった。

後は通常の車検整備を行って終了。
タイロッドブーツに亀裂発見で交換。

無事、車検はOKです。

後日、お客さんに乗っていただくとあまりの変化にびっくりした様子。
ショックもキチンと動くし、ブレーキもスポーツパッドに交換したくらいに効く。

当然だよね。
あまりに状態が悪かったんだから。

次はブッシュ類だね。

以前、BNR32のGT-Rのリフレッシュしたときに車両すべてのブッシュ、ボールジョイントを交換したときにもすごく驚いた。
32Rのリアメンバーにはシリコングリス入りの大きなブッシュがついている。
古くなってくると中からグリスが出てきてクタクタになる。
交換は当然大変なのでほとんどにの車はリジットカラーなるものを取り付ける。
リジットって剛性感は出るのかも知れないけど車には逃げが必要です。
逃げが必要なかったら最初からリジット固定してるはずだもん。

そのときはほとんどのパーツをニスモに変更したから本当に激変。
GT-Rってボディがゆるいみたいに言われるけどぜんぜんそんなことない。
カチッとしたよい車です。ここまでやれば新車以上かも?(乗ったことないけど)

私個人的には強化ブッシュは好きだけどピロは嫌い。
テンションロッドもピロばっかり売っているけど使わない。
シャープになるみたいだけどどこでそんな乗り方するのかな?
少なくてもストリートで使う車には必要性を感じない。むしろ危なくないかな?

じゃあなんで巷にピロ部品がたくさん売っているのか?
それは見た目やレーシングカーのイメージがよいのでお客さんがお金をたくさん払ってくれるからなんだろうな?
ぱっと見、ニスモの強化ブッシュなんて地味だもん。
コンプリートで買えばアーム類が銀色だからちょっとは見栄えするけどうちなんてもったいないからブッシュは打ち換えしちゃうからパッと見、わかんないから。

ピロの全部は否定しないけどどうせお金を払うなら実用的なものにお金は使って欲しいな、と思う今日この頃です。
スポンサーサイト



PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する