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フランス車 整備 販売 CHESTERFIELD

プジョー ルノー シトロエン大好きな店主によるよくありがちな修理日記です

シトロエンXM-X メーターケーブル修理?

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以前、当店で販売したシトロエンXM-Xです。
距離も出ていなく画像を見ていただいてもわかると思いますがなかなかの車両でした。

もちろん、すべてにパーフェクトなわけではなかったですがセルフセンタリングも含めハイドロ関係は非常に優秀でした。

現時点の問題点はメーターがプルプルしてる。ATが加速時にキューということがある。(変速のショックは大きくはない) パワーウインドが動かないときがある。エンジンのアイドル不良などでした。

もっとも今回はほぼ現状渡しだったのでお金をかけない修理?となったわけです。

まずはメータープルプルを改善する。

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ここまでバラシます。

XMの場合、見た目のインパクトが強いので面倒な印象が強いですが、実際は順番どおりにはずしてゆくだけ。
ただし、コネクターの数はめちゃくちゃ多いのできちんとチェックしておく。

PAP_0364.jpg
こんな風に画像を残しておくと後が楽。

実際はこれからメーターをはずしてからケーブルを抜くのですがスミマセン、画像採り忘れました。
XMは2分割式のケーブルで、アッパーは現在欠品中。
なので慎重にはずします。

はずしたらケーブルの中にゆっくりとグリスを入れていきます。

昔、バイクのクラッチワイヤーなんかはオイルを入れたりしてました。

もっともスーッとは入っていかないのでケーブルをまわしながらゆっくりと入れていきます。
手でも感触が変わってゆきます。

もっともアッパーはケーブルの湾曲がゆるいのであまり効果が少ないですがせっかくなので行います。

問題はロアーです。

これはまだ新品が出ます。今回はお客さんの都合で新品交換できませんでした。
申し訳ありませんがこちらの持ち出しにもできません。

ロアーは明らかに抵抗を感じます。
十中八九ワイヤーにダメージがあります。
ですのでこちらはしつこいくらいグリースを入れていきます。
時間はかかりますがだんだんよくなっていきます。

ここまでやってもいつかは切れるでしょう。
無責任な言い方ですが新品の状態にはなりません。
でも、1年後には切れていたはずの物が2年、3年持つかもしれません。
そのためにしておきます。

メータープルプルの原因にはメーター本体のギア、ミッション側のスピードセンサーギアも考えられますので合わせてチェックします。

メーター側は電動ドリルにフレキシブルシャフトで咥えさせて回せばわかります。
この時点でメーターに振れがあればメーターです。

スピードセンサーギアの場合ははずして目視、あわせて回してみればわかります。
プラスチックのギアの場合、ギアが磨り減ってかみ合わせが悪いものがあります。
ギア単体でも交換できますので大丈夫です。

ここまでやった結果は今まで60キロくらいで最大振れ幅1.5センチだったのが2から3ミリくらいまで改善されました。

これをよしとするかどうかは乗り手しだい。

さてATのほうですがとりあえず様子見でATFを交換しました。
多少改善したでしょうか?

こういった古いATの場合、一気にATFを交換するとスラッジがでて詰まる恐れがあるので今回は一回だけ交換しました。

BXなんかの4HPとかだと思い切ってオイルパンを剥ぐってフイルターを交換してしまうのですがこのATは無いからできません。
無い訳ではないのでしょうが、そこまでやるには大事になってしまいます。
様子を見ましょう。

Fパワーウインドははずしてみて確認をするとレギュレター側のギアのすり減りですね。
パワーウインドは全閉か全開からの動作が多いためどうしても同じところのギアに負担がかかります。

ギアに負担がかかったということは動きが悪くなってきたということ。
気休めにグリスを塗っておく。多少動くことが増えました。

リアはサッシガイドの破損ですので交換が必要です。
レギュレター自体は問題なし。


エンジンのアイドル不良は基本点火系からチェック。
プラグを見ると多少、すすが付いている。

デスビキャップをチェックするも異常なし。
プラグコードも外国産新品に交換済み。

でもコードを抜き差しをしてみると違和感あり。

プラグコードってきちんと入ると最後プラグの頭に入るときギュポッて感じで入るでしょ?
それが無い。がんばっても入らない。

プラグ孔の深さとプラグコードの長さを測るとこれでは入らない。
多分、汎用品なんだろうな?
長さだけだいたい?そろえただけ。

だって、コードの水が入らないようにつばが付いているんだけど4枚もあるんだもん。
普通の人はそのまま使っちゃうよね?

この車、きちんと記録簿が付いていたので確認するとエンジン不調の入庫あり。
その前に自分でプラグコードを交換したのかも?
それなりのショップにてチェック受けたのに直んなかったみたい。
こういった修理はダイアグにも出ないので時間ばっかりかかって儲からない。
実際、ダイアグにはエラーが出ていない。
だからあんまり真剣に直さない。
記録簿みると違うところ修理している。
もっともそこも悪かったのかもしれないが。

だから前のオーナーは手放したのかも?もちろん、ほかにも原因はあるだろうけど。
距離が出ていないのも妙に納得。

そういうわけでほかの新品に効果かと思いきやただ単につばを3枚切除しただけ。
その結果、ちゃんとギュポッと入ってエンジンの不調は直りました。
もちろん念のためスロットルボディーは洗浄しました。

以上が今回、行った修理?ですがやっぱりXMは100万以上で販売しないとだめだね。
快調で保障つきだとそれくらいいただかないと無理。
外装まで本気できれいにするなら150万くらいになってしまう。
売れないよねー?

今回の販売価格は4分の1くらい、車検も長く付いている。
現状で納得していただくほか無い。

でもXMだもん、何があってもおかしくないです。
でも、久しぶりに乗ったけど初期型のXM-Xは最高です。
現在も乗っていらっしゃる方は大変でしょうが大事にしてあげてください。



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